よくあるご質問

補聴器の値段はなぜ高いのですか?

補聴器価格の構成要素には、製品開発費・調整およびアフターフォロー料が含まれています。

現在の補聴器価格は、安価なもので片耳5万円程度、高価なもので片耳40万円以上するものもあります。どの程度の金額から高いと判断するかは人それぞれですが、一般的に補聴器は集音器と比べると価格が高く設定されています。

それでは補聴器の価格を構成する要素とは何でしょうか。構成要素は大きく分けて2つあります

1、補聴器本体の製品開発費

補聴器は、会話をより強調する為に騒音と会話を分析する機能や、使う方それぞれの聞こえに合わせる為の柔軟な調整機能という基本機能以外にも、聞こえを向上させるためのさまざまな機能が備わっています。これらの機能を実現する為に、デジタル補聴器はマイクロチップという集積回路を使って音の信号処理をしています。マイクロチップの開発には、数億円~数百億円の費用がかかると言われています。

2、調整およびアフターフォロー料

「補聴器と集音器は同じものですか?」の答えにもあるように、補聴器は使用者それぞれの聞こえに合わせて使用する医療機器です。購入前はもちろんの事、購入後も聴力の変化や使用する環境、お客様それぞれのニーズ等に合わせて調整を繰り返す事で、使用者に合わせた補聴器の音を作り上げていきます。「補聴器本体」と「適切な音の調整」は、補聴器を使う上で両方とも欠かす事の出来ない要素と言えます。補聴器の調整には、専門家の経験と技術が活かされます。このように、補聴器の価格には、「補聴器本体」だけではなく調整料やアフターフォロー料が含まれていると言えます。